Gibson
LesPaul Recording
Natural / 1973年製
1968年にエンドースメント契約を再開した「Les Paul」氏が自身の求める仕様をさらに追求したモデルで、それまでのレスポールモデルとは大きく異なる仕様を持った1本。
1971年に「Les Paul Recording」として発売されたこのモデルは、当時レス・ポール氏が使用していたローインピーダンスピックアップを搭載し、フェイズインアウトやアウトプットセレクターなど、革新的な仕様が随所に盛り込まれています。
ボディバックには、当時のGibsonには珍しいバックコンターが施された、パンケーキ構造のマホガニーがチョイスされています。
ネックは1975年以降は3ピース・メイプルとなりますが、1972〜1973年は、まだ3ピース・マホガニーが採用されています。
ピックアップはレスポール氏が開発したピックアップを再現したアルニコ5を使用したロー・インピーダンス・ピックアップが採用されています。
このギターを特徴づける大きな要素として、多くのツマミとスイッチが装備されたコントロールパネルがあります。
つまみはネック側からそれぞれ
・Master Volume
・Decade
・Treble
・Bass
となっています。
従来のギターにあまり見られない「Decade」というつまみは、セレクトスイッチでHI(ハイインピーダンス)を選択した時のみ有効となり、11段階のロータリー・スイッチでハイカットされていく仕様となっています。
スイッチは
・Phase…IN / OUT
・Inpedance Select…HI / LO
・3-Way Bypass Switch
・Pickup Selector Switch
となっています。
3-Way Bypassスイッチは、このギターに搭載されたコントロールの一部をバイパスするスイッチとなっており
・1…Volume + Decade only Avirable(ボリュームとディケイドのみが有効)
・2…All Controll Avirable(全てのコントロールが有効)
・3…Treble / Bass Bypass(トレブルとベースのみバイパス)
といった仕様となっています。
これだけの回路を有しながら、回路はパッシブで、バッテリー等の電力は必要としません。
年式については、POT DATEより1973年製となっています。
細かい傷等はありますが、この年代のものとしては非常に良いコンディションになります。ケースもオリジナルです。
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